2014年2月6日木曜日

AdSupport.frameworkを使用するiPhoneアプリはリジェクトの可能性がある

2014年2月に入って、AppStoreの審査に入ったiPhoneアプリがリジェクトされました。

■理由
・以下を広告表示以外に使用してはいけない

class    :ASIdentifierManager
selector :advertisingIdentifier
framework:AdSupport.framework

AppStoreの審査基準が変更され、
IDFAにおける取り扱いを確認されるようになった模様です。

自分が利用している広告会社さんのマニュアルを再確認したところ、
●AdSupport.frameworkを使用している
「nend」「i-mobile」「Gamefeat」「Asta」「AdStir」
●使用していない
「appC」「AID」

と、大部分で使用していました。

nendさんに問い合わせたところ、早速回答を頂きました。
現在、以下のような見解とのこと。
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Apple社が提示している条件
1) 広告表示のためにIDFAを利用しなさい。
2) それ以外の用途でIDFAを利用してはいけません。
3) もし2に違反した場合はリジェクトします。

審査段階で、
・広告以外にIDFAを利用している
・IDFAを利用しており、広告の表示が確認できない
場合はリジェクト対象
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- ↓2014/2/17追記 -----------------------------------------------------------------
appCさん、AIDさんのみ実装して再申請したところ、
(当たり前ですが)無事に審査が通りました。

リジェクトされたアプリの設定を見直したところ、原因と思われる箇所がわかってきました。
・バナー広告はAdStirでメディエーションを行なっており、国内は「nend」「i-mobile」、海外は「iAd」としていた
・「iAd」はAdSupport.frameworkを使用していない
・info.plistの「Localization native development region」が「English」になっていた 

つまり、Appleの審査がEnglish設定で行われ、SSPによってiAdしか表示されなくなったために、上で書いた
・IDFAを利用しており、広告の表示が確認できない
 に該当したのでは、という見解です。
確認はとっていません。また何か判明すれば追記したいと思います。

- ↓2014/3/20追記 -----------------------------------------------------------------
ようやく解決しました!!
info.plistの「Localization native development region」を「Japan」
にして申請したところ、無事審査に通りました!!
広告会社様には一切関係ございませんでした……申し訳ありません。

まとめると、
■問題なし
・AdSupport.frameworkを使用する広告SDKを組み込み
・SSPによる振り分けの実装
■問題あり
・AdSupport.frameworkを使用する広告が日本でのみ有効(表示される)
 かつ、info.plistの「Localization native development region」が
 「Japan」になっていない

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